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甘木絞りの資料閲覧に思うこと

先日、甘木歴史資料館に行ってまいりました。

足を運んだ日は非常に天気が良く、春を越して夏のような暖かさ。

急いで衣替えをしなければと感じました。

 

さて、甘木歴史資料館には甘木に関する資料が展示されており、その中にはもちろん甘木絞りも展示されております。

今回は施設の方にお願いをして、通常展示されていない甘木絞りの資料を見せてもらう事が出来ました。

上の写真は明治時代あたりの生地見本として作られた絞り染めのようです。

白い部分が少し黄ばんで見えるのは、藍の中に含まれている灰汁(アク)が出てきてしまってるから。

この黄ばみは水かお湯に漬けておくと落ちます。

(実際にお手持ちの物を試す場合は目立たないところで試してください!)

甘木絞りの特徴である具象的な絞り染めがたくさんありました。

中でも上の写真のような城郭文様の絞りは甘木以外ではほとんど見られないそうです。

 

また、ここに載せている写真以外にも撮影NGの貴重な甘木絞りの着物も見せてもらいました。

その着物は呉服店を営んでいた方からお預かりしているものらしく、商品見本として使っていたため非常に保存状態のいいまま残っていました。

布は日々身に付ける物なので劣化が著しく、また服として使えなくなったら子供のオムツに、オムツとして使えなくなったら雑巾にと最後まで無駄なく使われていたため資料としてなかなか残っていないそうです。

 

今回資料を見せていただいて、生地としての状態で見るより体に纏わせた時に美しく見えるよう計算されていると感じました。

また、甘木絞りは晒しの木綿で作られていたので役人や上流階級の人たちのものではなく、一般の人々が着ていたものだと思われます。

 

 

そう考えると昔の甘木は甘木絞りを着た人たちで溢れるオシャレな街だったんではないかと想像してしまいました。

実際はどうだったのか定かではありませんが、甘木絞りをまたたくさんの方に着てもらえるよう気持ちを新たにする事が出来ました。

西村

 

 

2017年4月20日 カテゴリー: その他

 

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